重陽の節句を気軽に楽しむ
重陽の節句とは?

9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」
五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)のひとつで、別名「菊の節句」とも呼ばれます。
陰陽では奇数は「陽」の数字とされ、その中でも最大の「九」が重なる9月9日は特別な吉日と考えられてきました。
一方で「陽が重なる」=「災いが起こりやすい」ともされ、邪気を払うための行事として日本に伝わったといわれています。
そのため、菊の花を飾ったり、菊酒を飲んだりして、健康や長寿を願う風習が生まれました。
重陽の節句を楽しむレシピ
この季節は、秋の実りが少しずつ出始める頃。
行事にちなんで、旬の食材を使った料理で節句を楽しむのもおすすめです。
◆栗ご飯

- 栗は皮をむいて下ごしらえ。(むき栗を使うと簡単です!)
- 洗った米に栗と塩少々を加えて炊飯器で炊いてください。
栗のほくほくした自然な甘みが秋を感じさせる一品。
お米の2割ほどをもち米に代えると栗おこわになります。
◆秋茄子の煮浸し

- 茄子を食べやすく切り、油で炒めて軽く焼き目をつける。
- だし汁・醤油・みりんで煮て、茄子がしんなりしたら冷まして味を染み込ませる。
ひんやりした煮浸しは、お酒のおともにもピッタリ!
◆菊酒

普段の生活で馴染みのない菊酒も、スーパーで売っている食用菊を使えば簡単に作れます。
- 食用菊を洗って、花びらを取る。
- 冷やした日本酒に花びらを浮かべる。
時間がある時は、洗った食用菊を丸ごと日本酒に漬け込んでもGOOD。
一晩経つと、菊の香りがしっかりと移った菊酒になります。
丸ごとの花が入った菊酒は、見た目も華やか!
暮らしに取り入れる「菊の節句」
重陽の節句は、桃の節句や端午の節句に比べるとあまり馴染みがないかもしれません。
ですが、菊を愛でたり旬の食材を楽しんだりするだけで、日常の食卓がぐっと季節を感じるものになります。
今年の9月9日には、ぜひ身近な食材で「菊の節句」を味わってみませんか?
小さな一皿から、暮らしに日本の四季を取り入れることができますよ。
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